【Q&A】男性の不妊の検査はどのようなものがありますか?

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男性の不妊の検査はどのようなものがありますか?

男性の検査といえばまずは精子検査です。精子の量や質を調べます。

不妊の原因は半分は男性に問題があるといわれており、男性も検査必須です!

目次

精子検査とその基準値

さて、検査結果には基準値があり、それを上回っていれば「正常」ということになるのですが
この「正常」はどの程度のことだと思いますか?

2010年のWHOの基準だと以下のような値になっています。
精液量     1.5ml以上
精子濃度    1500万/ml以上
精子数     3900万以上
運動率     40%以上
正常形態率   4%以上

これは過去1年の間に妊娠したカップルのサンプルの下位5%のラインです。

5%です。

偏差値でいうと34ぐらいです。

そのボーダーで正常です!と言われてもちょっと悩みませんか?

ちなみに下位10%のラインだと
精液量     2.0ml以上
精子濃度    2200万/ml以上
精子数     6900万以上
運動率     45%以上
正常形態率 5.5%以上

下位25%ラインは
精液量     2.7ml以上
精子濃度    4100万/ml以上
精子数     1億4200万以上
運動率     53%以上
正常形態率 9%以上
このあたりの数値でも、正常下限値の2~3倍ですね。

逆に上位5%は
精液量     6.8ml以上
精子濃度    2億1300万/ml以上
精子数     8億200万以上
運動率     78%以上
正常形態率 48%以上

このあたりになると、質のいい精子の数は正常下限値の100倍以上になります。

というわけで、精子検査で正常範囲内です!となっていても
自然妊娠を希望するのであれば、基準値を大きく上回りたいところです。

妊活は女性が中心になりがちですが、男性も積極的に精子状態の改善にとりくんでいきましょう!

鍼灸師
森 祐輔

執筆者紹介

【Q&A】男性の不妊の検査はどのようなものがありますか?
鍼灸師 森 祐輔

アキュラ鍼灸院鍼灸師 森 祐輔

大学時代に弓道を始め、肩を痛めて治療院にかかったことがこの業界との出会いでした。大学卒業後はIT系の仕事に携わるも、体調を崩しかけ、一生続けられる仕事がしたいと、30歳のころに転身を決意しました。

昔から気の概念を題材にした漫画が好きで、弓の師匠から筋骨の働きを詳細に教わったのと同時に、丹田呼吸で気を練って弓を引くべしと教わり、弓を通じて解剖学や気の世界観に実際に接し始めました。

今も弓は続けており、弓も鍼もうつ時には呼吸を整え、気を整えてからに臨んでいます。

また、大学のころドイツに1年遊学していたり、鍼灸師として2年間、海外豪華客船に搭乗したりと海外での経験が多くあり、日本鍼灸の世界への発信の一助になりたいと常に思っております。

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