今回は男性不妊の原因の一つ「乏精子症」についてご紹介します。
まずは精液検査の正常値から。
乏精子症とは、射精された精液中の精子濃度が低い状態のことを指し、夫婦生活による自然妊娠が難しいと考えられます。
精子の数が基準値に少し足りないくらいであれば人工授精を行いますが、さらに少ない場合は、体外受精、顕微受精へとステップアップします。
先天的な原因としては
遺伝的な要因や発育、発達段階で受けた影響などでの性機能不全(EDや早漏、遅漏など)
後天的な原因としては
ストレス、過度なアルコール、喫煙、不規則な食生活、肥満、病気や投薬の影響などが考えられています。
鍼灸をどう取り入れる?
男性でもホルモンバランス異常によって、精液に異常が現れることがあります。
鍼灸治療を定期的に受けていただき、並行してストレスケアや食事、睡眠、運動習慣、サプリメントで足りない栄養を補うなどの生活習慣の改善を目指します。
精子は、精子細胞→精母細胞→精子細胞→精子というステップで作られます。
期間は約70日間、10週間かかるとされています。
週に1回の鍼灸治療を10週間、2~3ヶ月を目安にスタートされるのはいかがでしょうか?
後天的な原因としてあげられるものの多くは、日々の生活習慣によるものです。
鍼灸治療の際には、合わせて生活習慣改善のためのアドバイスも行わせていただきますので、ご安心ください。
当院にて男性不妊に悩む方のお力に慣れれば幸いです。
お気軽にご相談くださいませ。
鍼灸師 早川 滋
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