ツボへの経皮電気刺激は体外受精の結果を向上させるか?

不妊鍼灸治療の様子

本論文はツボへの経皮電気刺激がIVFの結果にどのような影響を与えるのかを調べた論文です。

参加者: 481名の両卵管閉塞のため、体外受精に訪れた患者を対象。

患者はツボへの経皮電気刺激を30分間、採卵の24時間前と移植の2時間前にそれぞれ受けた。

使ったツボ: 血海、地機、大衝、足三里、子宮(対称に)、その他 関元、内関、中脘

患者は2ヘルツ、100ヘルツ、2/100ヘルツ、治療無しの4群に分けられた。

アウトカム: 臨床妊娠率、着床率、生産率、成熟卵、正常受精などのデータを取得。更に卵胞液中のneuropeptide Y , transforming growth factor alpha及びgranulocyte colony-stimulating factorのレベルをenzyme-linked immunosorbent assayを使って調べた。

結果:臨床妊娠率、着床率、生産率、成熟卵、正常受精などについてはどの群でも有意差を認めなかった。但し、臨床妊娠率、着床率、生産率は2/100ヘルツ群が有意に他の群より高かった(P<0.05)。また、2/100ヘルツ群の卵胞液中のneuropeptide Yが他の群と比べて有意に高かった(P<0.05)。

結論: ツボへ2/100ヘルツの経皮電気刺激を加えると卵胞的中のneuropeptide Y のレベルを上昇させることで、IVFの結果向上につながる可能性が示された。

解説: この論分では、不妊治療の常用穴といわれる三陰交がありません。三陰交は婦人科疾患には欠かせないツボとして、知られています。また、鍼を刺すのではなく、経皮電気刺激ということで、大変興味深い内容となっています。

原著論文: ツボへの経皮電気刺激は体外受精の結果を向上させるか?

TRANSCUTANEOUS ELECTRICAL ACUPOINT STIMULATION IMPROVES THE OUTCOMES OF IN VITRO FERTILIZATION: A PROSPECTIVE, RANDOMIZED AND CONTROLLED STUDY

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1550830717302380

お知らせ

『ココロもカラダも温める』をテーマに、妊活するすべての人へメッセージを発信しています。
時節に応じたカラダの養生、たいけん先生がお悩みにこたえるQ&Aなどのインスタライブも好評です。(毎月第4日曜日予定)現在、フォロワー数が1,400人以上となっております。ぜひ、フォローお願いします!

\フォロワー急増中!!/

早く妊娠したい、と悩んでいませんか?

妊娠しやすいからだづくりをサポート、20年の販売実績を誇るアキュラ鍼灸院オリジナルサプリメントです。

\葉酸サプリ、話題のPQQサプリなど販売中です/

こころもからだも温める… 不妊鍼灸治療はアキュラ鍼灸院へ

不妊鍼灸男性不妊鍼灸逆子鍼灸不妊漢方
一般鍼灸(肩こり、腰痛、耳鳴り、アトピー等)
最寄り駅(渋谷駅・表参道駅)

診療時間(火曜日休診)
10:00~21:00(月・水)
9:30~21:00(木・金)
9:30~18:00(土・日・祝)

不妊鍼灸治療の様子

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

記事がよかったらシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次