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「体外受精卵」安全に凍結 郡山・乾クリニック、新型容器開発

培養技術は日々進化していますが、依然、高度な技術が必要です。凍結技術のその一つです。ピエゾICSI, エンブリオスコープ、エンブリオグルーなど、より優れた機材の開発が進んでいます。

このような機材の開発で、いまでは一人前の培養士になるために必要な時間が昔と比べるとだいぶ短縮されてきている聞いています。以下、福島民友からのニュースです。

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郡山市の乾マタニティクリニック(乾裕昭院長)は体外受精した受精卵を従来の方法より安全、的確に凍結する新型の保存容器「クライオルーム」を開発した。今後、国内では医療器具メーカー「北里コーポレーション」(静岡県富士市)から販売される予定。2日、沖縄県で開かれた日本卵子学会で発表した。

冷凍保存する際、従来は樹脂板の上に凍結保存液とともに受精卵を載せていた。新型の保存容器では、極めて小さな円柱状の収納室に凍結保存液と受精卵を入れて凍結させる。

乾院長は「樹脂板に載せる手法では、扱う医師らの技量によってトラブルもあった。クライオルームができたことで、遺伝子レベルで安全性が保て、技量の差による問題もなくすことができる」と効果を語った。

円柱状にしたことで常に適量の凍結保存液の中に受精卵を収納できる。また、空気に触れないため乾燥のダメージを与えず、これまで以上に安全に凍結できるようになった。

体外で受精した受精卵は冷凍保存され、子宮が移植に最適な状態になった段階で移植される。遺伝子背景が同じ一卵性の双子のマウスの受精卵を用いた実験では、従来の方法より今回の保存容器を使った方法の方が、凍結後にDNAや染色体遺伝子の変化が少なかった。

これまで、日本産婦人科学会、院内倫理委員会の承認と患者の同意を得て同病院で行った人間の受精卵の移植では11例中4例の妊娠を確認した。

2014(平成26)~16年に県の「ふくしま医療福祉開発事業費補助金」の採択を受け、システムの開発に取り組んできた。3年間の補助金交付額は計5700万円。すでに国際特許と商標出願を済ませ、米国での販売認可取得を準備している。

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