47歳の患者様が来院されました。
『もし私が50歳を過ぎていて、閉経していたら簡単に諦められるのに』。
笑顔でそうおっしゃってました。
先日上記のブログを更新させていただきましたが、彼女の場合もまさしくそうでした。
いままで仕事が面白くて、子供が欲しいとは思わなかった。でも、ふと欲しいと思ったら、「やっぱり遅すぎた」と経過を振り返っています。
上記は日本産科婦人科学会が2014年に集計したデータです。40歳を過ぎると急激に妊娠率は低下し、同時に流産率が上昇します。
厳しい結果が待ち受けています。
でも、人生は一度っきりです。なら、何もしないで後悔するよりは、チャレンジしたい!そういう気持ちの表れではないでしょうか?
「諦めるための通院」なのですが、心の底では、最後の望みをかけて私達のところへ来てくださったと思います。
少しでも妊娠しやすくするために鍼灸も取りいれる。
そのような想いに是非答えていきたいと思います。
私達は治療させていただく際「だめもと」ではなく「厳しい条件だが、その条件下でできるかぎり妊娠に近づけ、良い結果を得る」スタンスをとってます。
最初から妊娠しないのであれば、私達が治療する意味がありません。
妊娠できる事を信じて治療させていただきます。
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