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適度な運動は排卵障害のリスクを減らす

本論文は、運動の排卵への影響を調べたシステマチックレビューです。
 
Sports Med. 2016 Dec 29. doi: 10.1007/s40279-016-0669-8.
要約:2016年4月まで発表された論文を排卵、無排卵、妊娠、運動などのキーワードで運動が生殖年齢に達した女性の排卵にどのような影響を与えるのか調べた。結果10本の介入調査と4つの観察研究が適切と判断。薬物投与の介入がある論文は除外された。結果はextremely heavy exercise(>60 min/day) 非常に激しい運動一日60分以上では排卵障害のリスクが上昇したが、30-60 min/day の活発な運動では、排卵障害のリスクが低下した。

10本のうち、7つの介入調査では、ダイエットの有無を問わず肥満・もしくはPCOSの女性の排卵障害改善の可能性を示唆した。

排卵改善のメカニズムはおそらく運動によるHPG軸(視床下部-下垂体-性腺)への変調がHPA(視床下部-下垂体-副腎)の活動を促進させるからと考えられる。逆に、非常に激しい運動は低レプチンやオピオイドの分泌変動がHPAの機能障害をもたらすと考えられる。

肥満女性(PCOSの有無を問わず)の運動は低インスリン、低アンドロゲンによって、HPAによる排卵調整が正常化へ導かれる。

解説:私は日ごろから(著書などを通じても)患者さんには30分ぐらいの日々の運動が特に大切であると説いてます。そして、患者さんにもできるかぎり日々の運動を心がけるようしていただいています。(いやらしいですが、大切なので、毎回チェックします)排卵障害の可能性がある場合は薬物で調整することもひとつの方法ですが、日々の生活に運動を取り入れ、排卵障害のリスクを下げる努力をすることも大切です。
 
アキュラ ファティリティーウェルネス
院長 徐 大兼

 

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