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着床不全への鍼治療(2017/01/15)

着床障害・着床不全を専門とされている 北宅弘太郎先生 が鍼灸論文をブログで解説と一緒に紹介されているので、その内容をリブログさせていただきました。

北宅先生に今回ご紹介いただきましたその論文については、昨年11月につくば国際会議場で開催された世界鍼灸学会にて「Does acupuncture improve the prospects for conception? 鍼は不妊に効果があるのか?」の演題で、私が発表したところでしたので、補足させていただきます。

そもそもなぜ効果がある、効果がないと2点、3点するのかというと、不妊というものをざっくりととらえているから他なりません。不妊といっても原因は様々です。また、体外受精の結果を左右する因子も様々です。精子のクオリティー、卵子のクオリティー、受精卵のクオリティー。刺激方法、培養法、凍結・新鮮胚移植、などなど。また、患者さんの年齢や過去の体外受精既往歴(採卵回数、移植回数)によっても結果は自ずと変わってきます。比較対照群の定義をより厳密に行う必要があります。

また、鍼灸治療において、下記課題があります。

1)鍼治療で使われているツボ。メタアナリシスに含まれている論文で合致しているツボはいくつかありますが、それぞれの論文で違うツボを使っています。

2)鍼の介入時期。バラバラです。移植前、移植後、移植前後などなど。
3)鍼灸の種類。電気鍼、耳鍼、両方併用などなど。

さらに、全ての論文は長期的な鍼灸の利用ではなく、2回、3回とほんの数回の鍼介入程度です。

また、海外の論文の全ては”鍼”単体です。”灸”の利用はありません。

鍼灸は2002年になって、はじめてコクランに集積されるようになりました。もともと科学が確立されるまえから存在している東洋医学。東洋医学をエビデンスとして科学的な尺度で表現するのは始まったばかりです。

しかし、生殖医療専門医師に鍼灸の効果について、ブログにて紹介いただけるのは私としては非常にうれしいです。もっと多くの医師に不妊鍼灸の存在を知っていただけたら幸いです。

アキュラ鍼灸院 院長 徐 大兼

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