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睡眠の必要性

睡眠時間が少ないのは現代人の常えーん偉人達も睡眠について言葉を残しています。

発明王と呼ばれたエジソンは「睡眠とは無駄な時間に過ぎない」、ナポレオンは睡眠について「3時間は勤勉、4時間は普通、5時間は怠惰」と語ったと言いますぐぅぐぅぐぅぐぅ
 
こんな偉人達が短時間睡眠ならばそんなに眠らなくても良いのではないか?いやいやしかし、上記のナポレオンはよく昼寝をしていたとも言い、アインシュタインは1日10時間以上眠り、シェークスピアやプルーストも睡眠を大切に考えていたそうですビックリマーク
 
近年では「ホルモンが分泌されるゴールデンタイムがある」「眠ることにより仕事効率がアップする」など言われますが、想像以上に「睡眠とはなんなのか?」ということは最新の研究でも少しずつしかわかっていませんあせる

なぜ眠るのか?
 
今回はこれを改めて考えてみましょう。

 
●睡眠は必要なのか
先ほどの偉人の言葉のみならず、寝てばかりの人は怠惰な者と思われますzzzむしろわざわざ眠らなくても、身体を休める為ならば横になっているだけで良いではないか。。。果たしてそうでしょうかはてなマーク
 
しかしこれだけ多様に進化し、現在地球上の生物の種は約870万種とも言われていますが、その中でも「眠らない生物」はいませんひらめき電球草食動物は外敵に狙われる危険を避けるために睡眠時間が短い傾向にはありますが(ウマやキリンは3時間程度の睡眠)、眠らないことは不可能です。特殊な睡眠例としてはハンドウイルカイルカなどがいます。一度に大脳の半分だけを眠らせ、半分は覚醒しているという「半球睡眠」という形をとり、泳ぎつつも睡眠もとっています。また別の種類のイルカやある種の渡り鳥は、数秒などの短時間の睡眠を細切れにとって1日で合計7時間の睡眠としている動物もあります。
 
何千万、何億年と経ち、このような特殊な形をとりながら、それでも「睡眠」自体がなくならなかったのはそれほど生物にとって重大なことであるからなのですアップ
 
 
●何の為に眠るのか
ここまでして眠るからには、それほどまでに重大な意味があるからです目身体を休ませるだけではない。どの部分を休めているのかといえば、もちろん、大事な大事な「脳」ですね。
 
近年の研究によると、ローカルスリープと言って、極度に使った・もしくは極度に疲労した脳の部位が特に深い眠りにつき、あまり使っていない部分はすぐに深い眠りから覚めてくるそうです。ただ眠り、脳全体を休ませるのではなく、必要な部位を必要なだけ休ませているのですぐぅぐぅぐぅぐぅ
 
また、よく言われることでもありますが眠ると「記憶の強化」がされます。ここで注目すべきは、「記憶の保持」ではなく「強化」されることです。単に記憶を忘れないようにしているだけではなく、シナプスの適正化を行うことで、必要な情報はより強固に、不必要な情報は比較的忘れるように処理をしていくのです合格

さらに、記憶の中でも一連の動作を伴う記憶を手続き記憶といい、スポーツでの動き、楽器の演奏、料理の手際など、考えなくてもできるようになっていくようなことは「手続き記憶」が強化されて成り立って行きます。つまり、しっかり練習をするだけよりも、適度な睡眠をとった方が成長は早いのですニコニコ
 
この時期には風邪をひく人も多くいますが、このような病原菌に感染した時に身体を防御する仕組みで、白血球が主に作り出すサイトカインの働きの中には直接病原菌に作用するだけでなく、睡眠物質の働きを高めることで、感染が起こった時に眠くさせる機能を持ったものがあるということもわかってきていますカゼつまり、風邪や肺炎で強い眠気があるということは、白血球がサイトカインをたくさん作り出して病原菌と戦っていたのですパンチ!
 
つまり睡眠とは、消極的な印象ではなく、身体を癒し保護し次の成長へ向けて、積極的にとっていくものなのです!!
 
 
●東洋医学的な睡眠の重要性
私たちが治療の際によく拝見する舌ベーッわかりやすいところから見ると、睡眠不足の方は舌先が紅くなりやすいです。ざっくり言ってしまえば、これは内臓を潤すことが十分にできていないからです叫び
 
睡眠をとることで身体を休め、活動する為の外へ向かうエネルギーの消費がほぼなくなります。そこで、普段外敵(寒暖差や病原菌、ウイルスなど)から身を守っている体表のエネルギーを身体の奥深くまで持っていき、内臓をクールダウンさせ、また、内臓へのエネルギー補給をしっかりと行いますラブラブ!
 
しかし、眠る時間が短い・質が悪い、などで上記の働きができていないと「熱メラメラ」が残り舌尖紅となるのです。こうなってしまうと、前日の疲れが残ったままになり、五臓六腑もうまく機能することができなくなってしまいますダウン
 
 
●眠らないことによる弊害
睡眠不足によって起こる問題は、疲れが残る、という単純なものだけではありません。睡眠に関する研究で多数報告され、確実なことは、「血糖値上昇」「血圧上昇」の2点ですドクロこれはつまり、生活習慣病の予備軍、もしくは悪化へ向けての道まっしぐらなわけです爆弾
 
この2点だけで動脈硬化が進み、血行不良につながり、それがまた肩こりや不眠、不妊など大きな問題へ着実に積み重なっていきます。
 
さらに、深く眠れば眠るほど成長ホルモンは分泌されますが、血液中の糖分や脂肪が高いと成長ホルモンの分泌が抑制されます。何という悪循環でしょう叫び叫び
 
 
●まとめ
睡眠の不思議、大切さなどを少しご理解頂けましたでしょうかニコニコはてなマーク
何となく、ただ身体を休めるだけ、という印象になりがちな睡眠ですが、多くの作用や、逆に取らないことによる弊害があります汗
 
食生活や運動も大切ですし、積極的な睡眠でさらにもう一歩進んだ自分を手に入れましょうビックリマーク下記ブログも是非ご参考に音譜
 
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鍼灸師  西村 亮二

参考資料
・堀忠雄(2000年)『快適睡眠のすすめ』岩波新書.
・櫻井武(2010年)『睡眠の科学ーなぜ眠るのかなぜ目覚めるのか』ブルーバックス.
・櫻井武(2012年)『<眠り>をめぐるミステリーー睡眠の不思議から脳を読み解く』NHK出版新書.
・内山真(2014年)『睡眠のはなしー快眠のためのヒント』中公新書

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