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女性の性交障害

女性の性交障害についてお話しします。
 
性交障害と言ってもその分類は多岐にわたりますので、今回はその中でも性交疼痛障害の中に分類される膣痙攣についてご紹介したいと思います。
 
膣痙攣とは
膣痙攣(vaginismus)は一般的な呼び名で、医学用語では「膣痙」といいます。
定義として、
「膣の外3分の1の部分の筋層に、反復性または持続性の不随意性攣縮が起こり性交を障害するもの」
とされています。
膣口周辺を取り巻く骨盤底筋が突発的に収縮して、膣口が急に硬く収縮してしまう状態を指します。陰茎の挿入が難しくなる性交困難症の原因の一つでもあります。
膣痙攣は2種類に分類されます。
①原発性膣痙攣:性交経験のない人
②続発性膣痙攣:性交経験ありの人
 
どんなときに起こるか
性交の最中よりも、挿入時(挿入直前)に起こることが多いです。
また、婦人科などでの内診の際、医師による手指や医療器具の挿入、タンポンの挿入時も困難になる場合があります。
 
症状は
陰茎の挿入直前では膣への挿入が困難になります。
無理に挿入しようとすると、女性性器と男性性器両方に強い痛みを感じることがあります。
指の挿入はできるのに、陰茎を挿入しようとすると筋肉の収縮により跳ね返されてしまうことも。
原発性膣痙攣では、挿入を試みる際に外陰部の痛みが起こり性交が困難になります。また、続発性膣痙攣では陰茎挿入時に痛みを感じます。
 
挿入後に膣痙攣が起きて陰茎が抜けなくなってしまうということが言われたりしますが、そのようなケースは殆どありません。
 
何故起きるのか
原因は、膣の構造自体の器質的要因というよりは、精神的・心理的要因によって起こる場合が多いと言われています。
過去に性行為で不快な経験をした、男性性器を挿入されることへの恐怖心、性行為に対する羞恥心、パートナーとの関係性が良好でない等の理由で起きると言われています。
 
治療法は
物理的な治療では、器具を挿入して膣を徐々に拡張したり、麻酔薬入りゼリーの塗布、向精神薬の内服などがあります。
膣痙攣の原因が精神面にある場合は、カウンセリングを用いた心理療法や骨盤低筋群のエクササイズを繰り返すことで改善を試みます。
 
医療機関のサポートを受けるのも時に必要ですが、一番重要なのはパートナーとの信頼関係をより密にし、お互いが協力して改善に取り組むことだと考えます。
 
 
 
鍼灸師
工藤 美穂
 
 

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