皆様、おりものの役割って何だろう?と思ったことはありませんか?
おりものって下着が汚れてしまったり、少し厄介だな。と感じられる方はたくさんいらっしゃると思います。
そもそもおりものとは何か。頚管粘液とは何か。皆さんご存知でしょうか
おりもの=頸管粘液と思われている方もいらっしゃると思いますが、おりものとは頸管粘液だけではなく、子宮・子宮頸管・膣などから分泌したものが混ざったものの事をいいます。
頸管粘液は、精子と深い関わりがあり重要なものになります。
今回はその頸管粘液がうまく分泌できてない頸管粘液分泌不全についてお話していきたと思います。
誰もが、排卵日が近づくと白っぽいおりもののようなものが出てきた経験があると思います。その白っぽいおりもののようなものの正体がですが、頸管粘液です。
この頸管粘液が精子とどのように関係があるのか?
普段、子宮頚管内はバルトリン腺と呼ばれる酸性の粘液で満たされています。
それによって、雑菌が体内に侵入しないように阻止されています。
イコール、このままの酸性の状態では精子も雑菌扱いをされ、子宮頚管内に入ることができません。
そのためには、子宮頚管内をアルカリ性にする必要があります。
そこで、アルカリ性の性質をもつ頚管粘液をたくさん分泌させることにより、子宮頚管内を酸性からアルカリ性へと変化させ、精子を向かいいれる準備をします。
頚管粘液分泌不全とは、先ほどお伝えした通り頚管粘液がうまく分泌できていないとこをさしますが、では何故分泌量が減ってしまうのでしょうか?
原因としては以下の項目などが考えられます
①女性ホルモンの減少
②感染症での子宮頚管の炎症
③排卵誘発剤の副作用
①女性ホルモンの減少
卵巣内の卵胞を熟成させ、排卵・受精を待つ状態を作ったり、受精卵が着床しやすいよう子宮内膜を厚くするために必要となる卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減ることにより、頚管粘液の分泌も減ってしまいます。
女性ホルモンの減少理由としては、加齢やストレス、また冷えも女性ホルモンの天敵といわれています。
②感染症での子宮頚管の炎症
子宮頚管が何らかの感染症を発症した時も頚管粘液の分泌量は減ってしまします。
最も多いものはクラミジアです。
この炎症は自覚症状がほとんどないため、気づくことが遅くなる事もあります。
③排卵誘発剤の副作用
排卵誘発剤であるクロミフェン製剤を長く使用していると、卵の成長を促すことはできますが、同時に内膜が薄くなってしまうことがあり、そうなる事で、頚管粘液の分泌量が減ってしまいます。
検査方法について
頚管粘液検査といって頚管粘液を採取して、量・粘りの状態・Ph数値などを調べたり、フーナーテストを行います。
排卵前の粘液を乾燥させるとシダ状の結晶が見られます。これが見られない場合は頚管粘液分泌不全のおそれが大きくなっていきます。
治療方法
①の場合には、卵胞ホルモン剤を用いてホルモンバランスを整えます。
②の場合は、抗生物質で治療し、
③の場合は薬の種類を変更させたりします。
鍼灸では、女性ホルモンの減少理由にもありました、
ストレスだったり、冷えの改善には効果がとても期待できます。
おりものの周期や変化を知っておけば、
生理だったり排卵日だったり、自分のカラダの周期を知る目安ともなりますので、そういったところにも目をむけてみるのも良いかもしれませんね
鍼灸師 荒北 美鈴
『ココロもカラダも温める』をテーマに、妊活するすべての人へメッセージを発信しています。
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