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子供とともに生きるという選択

皆様、こんにちはニコニコ

今日は子供と共に生きる、というテーマで記事を書きたいと思います。
一般的に子供を持つ、という事はこんなイメージでしょうか。
夫婦が「妻の卵子」と「夫の精子」で「妻が妊娠出産」し「生まれた子どもを育てる」。
とても重い質問ですが

もしも「一般的な」イメージのとおりに行かないとしたら、何を最優先に人生を選びますか。

子供を産みたいのか?
血縁を重視するのか?
夫婦どちらか血縁がある、あるいは血縁がなくても、子供を育てたいのか?

当院の患者様の7割以上は不妊治療中の方です。

治療をする中で「子供を持つ」という体験を通して何が得たいかと掘り下げ、悩み、ときには藁にでもすがるような思いで「一般的な形」以外で妊娠・出産したり、血縁のない「子供ととともに生きる」選択をする方もいます。

重いテーマではありますが、不妊治療と真剣に向き合ってきた当院だからできる、一つの情報提供として読んでいただけたら幸いです。


◎夫婦どちらかの血縁を重視し、妻が妊娠・出産するケース

・自分の卵子以外の卵子とパートナー(夫)の精子による体外受精で、妊娠・出産する「卵子提供」
日本国内では特定の要件がないと認められません。海外で卵子提供を受けるため、年間のべ2000人の女性が渡航していると推測されています。
当院でも決断してタイや米国で卵子提供を受け、ご出産に至る方がいらっしゃいます。

こちらの記事もご覧ください。
卵子提供の現状
悔いのない不妊治療にするために

・パートナー(夫)以外の精子で妻が妊娠・出産する「非配偶者間人工授精(AID)」
AIDは1948年から行われ、すでに1万人以上が誕生しています。
ちなみに日本産科婦人科学会は平成28年現在AIDのみを認めています。体外受精での精子提供は卵子提供とともに認めていません。


◎夫婦双方の血がつながっているが、妻以外の女性が妊娠・出産するケース

・自分の卵子とパートナー(夫)の受精卵で自分以外の女性が妊娠・出産する「代理母」
卵子提供と同じく、最近は東南アジア(タイなど)での件数が急増しています。米国に比較して価格が大幅に安いからです。


◎血のつながりにこだわらず「子どもを育てる」事を最重要視するケース

・いろいろな事情により家庭で暮らせない子供を迎え入れて養育する「里親制度」
児童施設に代わって「代替的家庭養育」を家庭で行うため、実親との親子関係が継続します。これが日本でなかなか里子数が増えない理由です。里親家庭には国からの手当が月13万円程度あり、里子が18歳になると養育措置は解除されます。

・小さな子供と実親子関係に準じる養親子関係を法律的に結ぶ「特別養子縁組」
里子制度とは大きく違う点があります。
特別養子縁組では「子供の福祉」を目的とし、戸籍にも実子と記載され、実の家族として育てます。関係は一生続き養親からの離縁はできません。家族になる覚悟が問われます。

この制度には最近社会的関心が高まっており、今年7月から始まったドラマでも題材になっています。
また働くママなら誰でも聞いたことがある病児保育者斡旋会社も特別養子縁組事業部を立ち上げました。

日本国内では特別養子縁組は行政だけでなく民間事業も担っており、2012年成立した「特別養子縁組」474件のうち、民間事業者のあっせん件数は196人です。

民間事業者の一つの例を上げます。
昨年の不妊カウンセラ―養成講座でも埼玉県にある産婦人科病院、鮫島ボンディングクリニックの発表がありました。

講演タイトルは「もう一つの選択―特別養子縁組―」。
2013年から「あんしん母と子の産婦人科連絡協議会」>を立ち上げ、2年間で18組の特別養子縁組を行っています。
養親がどんな子供が生まれても受け入れ、家族になる覚悟を作る手伝いをすること。
行き所のない生みの親の出産のため、特別入院室を一般入院スペースとは別に作る、産んだ後もフォローを続けていること。

継続的な努力と深い愛情がなければできない尊く、大変な事業です。鮫島先生と当事者の皆さまの情熱に感動する内容でした。

最後に・・・

私も今、治療を通して患者様のお役に立てる喜びを感じております。
「子供と共に生きたい」と願うご夫婦、いずれは愛情を必要とする子供のためにも貢献したいと考えます。

日本には家族の血縁を重視する文化があるため、もしも卵子提供、養子など考えていても周囲との関係から、不妊治療からの切り替えは困難なことが多いです。誰にどこで相談したらいいのかもわからず検索を繰り返し、悩むばかりの方も多いのではないでしょうか。

頼れる相談相手は家族だけでなく、外にいくつあってもいいのではないでしょうか。

当院は長く不妊治療を行っている鍼灸院です。様々な選択をする患者様の心と体に寄り添っております。

何かお役に立てるかもしれません。ご相談ください。

鍼灸師 村越 麻紀子

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