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心理学を取り入れて気持ちの整理をする

ある時、治療中に「不妊治療って修行だよね」とおっしゃった患者様がいました。
それを聞いた時、本当にその通りだなと思いました。
治療だけをとっても、不安や痛みを伴うものであり、なおかつ治療を受けても、結果が思わしくない場合、落ち込んだ自分の心と向き合い、また再チャレンジに向けて気持ちをコントロールしていくのは大変な事です。さらに、夫や家族との関係、職場の人間関係に何らかの問題があったり、仕事と治療のスケジュール調整にひやひやしたり。
精神的なストレスは、体にも悪影響がある事は、皆さんが承知していて、できる限り早く無くしたいもの。しかし、仕事上、家族や友人関係での悩みなら、職場の同僚や、気心知れた友人に相談もできますが、不妊治療にまつわる話となると、夫以外誰にも話していないんですという患者様も多数いらっしゃいます。

他人には打ち明けられないような悩みの解消や心のよりどころとして、古来日本では、宗教が人々が生きていく上での心の支えの一端を担っていた事でしょう。
しかし、現代の日本では、心の支えに宗教を頼る人は少数派かと思われます。
数年前から話題になり、昨年末あたりは本屋にアドラー心理学の本が、山積みになっていましたが、何を心のよりどころにするべきなのか、ということをみんなが模索しているの現れのひとつとも捉えられます。

自分では、どうにも解決できないような悩みに突き当たった時に、どこかの宗派に入信しようというのは、少し躊躇しますが、心理学を学ぶにあたっては、最近いろいろな種類の心理学講習会が開催されていたり、本も多数出版されているので、試しに一冊読んでみようかなと気軽にのぞいて見る事ができます。

話題に便乗して、私も、「人間関係をしなやかにするたったひとつのルール はじめての選択理論」「嫌われる勇気」を読みました。
それぞれ独自の考え方、似たような考え方があると比較できたのも面白かったですし、悩みのほとんどは対人との人間関係から生じるということや、自分で直接コントロールできるものは、自分の行為と思考だけであるという考え方は、他人や過去の出来事など、今の自分にはコントロールできないものに悩みの原因追究をせず、今からどう行動するかを重要視する両方の考え方には、非常に共感が持てました。

ちなみに、アキュラ鍼灸院では、数年前からスタッフ向けに選択理論心理学の講習会を行っています。私達スタッフが職場や患者様との関係において、相手の心理を理解し、良好な対人関係、そして信頼関係が築けるようにという目的ですが、日々接している患者様と自分のやりとりを客観的に振り返る、とても良い機会になっています。ニコニコ
選択理論心理学、アドラー心理学、他にも多種の考え方がありますが、どれもすべてに共感は持てなくても、必ずひとつふたつ、今おかれている自分の状況や、うまくいっていない対人関係などに当てはまり、何かヒントを得られる事があるかと思います。

体のケアと同様に、心のケアも大切です。もやもやくもり鬱々の解決策のひとつとして、心理学を活用してみてはいかがでしょうか。

鍼灸師 中嶋恵子—–

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