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スマートフォンに潜む健康被害 不妊の原因にも

日本人の6割以上に普及しているスマートフォン。家で、電車で、道端で、いたるところで画面を見つめている人をよく見かけますが、その画面から発せられる「ブルーライト」と言われる光が人体の健康に様々な影響を与えていることをご存じですか?

我々は一般的に、目に見える光-可視光線-を「光」と呼んでいます。
それ以外に、目に見えない光には、紫外線や赤外線があります。これらは、波長の長さが短いほうから紫外線、可視光線、赤外線という順に区別されます。

紫外線は波長がおよそ400nm(ナノメートル)以下、可視光線は400~800nm、赤外線は800nm以上。そして、ブルーライトは380~500nmの青色光で、可視光線の中で″最もエネルギーが強い光″だと言われています。

光は通常、目の角膜から入り、水晶体で屈折し、網膜で色として感じられますが、波長が350~800nmまでの光のみ網膜まで通過し色として認識されます。強い紫外線や赤外線は網膜まで到達できませんが、エネルギーの強いブルーライトは到達し、身体に様々な影響を与えます。

人間は、ブルーライトに暴露することによって、体内時計を調整しています。朝、太陽の光(ブルーライトを含む)を浴びることによって、睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」の分泌が抑制され覚醒します。逆に、夜は、暗くなりブルーライトの量の減少を察知しメラトニンが活発に分泌され深い眠りにつきます。
このリズムに反し夜間ブルーライトを多く浴びることは、体内時計を狂わせ、その影響は睡眠障害にとどまらず、性周期不整や不妊症状にも波及することが分かっています。

このブルーライトは昨今世界中で広まりつつある、LEDライトから強く発せられています。このLEDライトを活用しているのがスマートフォンやタブレット、携帯ゲーム、PCそして液晶テレビなどのディスプレイです。その中でも、最も強いブルーライトを放出するのが、日本人の6割以上に普及しているスマートフォンの画面なのです。

なかなか寝付けない夜は誰にでもあります。ただし、寝付けないからといってスマートフォンでの時間つぶしや、テレビを遅くまで見る行為は、更に寝付けなくなり、ひいては体内時計のリズムを狂わせてしまうのです。

夜はスマートフォンを使用せず、部屋を暗くして、古代の生活のように太陽とともに生活するのが健康への近道ですが、現代では不可能です。

まずは、朝日を浴びて、気持ちよく1日をスタートしてみましょう。
夜はスマートフォンの使用を極力控え、使用する場合は画面の明るさを抑える、画面のブルーライトを抑制するアプリなどの使用する、お部屋の電気を暗めに設定するなど、体内リズムを意識した生活を心がけてみてはどうでしょうか。
質の良い睡眠は健康への第一歩です。ぐっすり眠って、明日への活力にしましょう!!

鍼灸師 天野進也

参考website
「NHKニュースおはよう日本」~青い光 健康への影響は?~
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2013/06/0612.html

「夜の電子媒体使用による対内時計と覚醒に対する影響」(英語論文)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4313820/

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