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頸管粘液検査

不妊治療の検査には、様々なものがありますがその中のひとつに頸管粘液検査があります。
今回は、排卵予測にも使われる頸管粘液の検査についてお話します。

頸管粘液とは?
頸管粘液は、女性の子宮頸管から出る分泌物でいわゆる「おりもの」と呼ばれるものです。

頸管粘液は「バルトリン腺液」と合わせて膣分泌液とも呼ばれます。
頸管粘液があることで、精子が卵管に進入しやすくします。

少し科学的な話になりますが、頸管粘液は、弱アルカリ性の精液内でしか生きられない精子と同じ弱アルカリ性の液で構成されています。
女性の子宮内は通常、清潔さを保つために酸性になっています。

アルカリ性の精液内でしか生きられない精子は酸性の液体中に入ってしまうと、死んでしまったり弱ったりしてしまいます。
そこで、頸管粘液を分泌し酸性の状態からアルカリ性の状態へと近づけていくのです。

そうすることによって膣内に射精された精子は子宮内を動きやすくなり、妊娠しやすくなるのです。

酸性の状態を作っているのは膣口下方にあるバルトリン腺といういところから出る「バルトリン腺液」です。
このバルトリン腺液は、膣内の清潔を保ち、菌の進入を防いで老廃物を排除してくれます。
また、性交時に潤滑油の役割を果たす重要なものになります。

【頸管粘液検査】
・不妊治療で頸管粘液検査をする理由は?
前述したとおり、頸管粘液には精子を通りやすくする働きがあります。
よって頸管粘液に異常があると、不妊の原因になることがあるのです。

また、自覚症状がほとんどないので、タイミングをきちんと取っていても「なぜか子どもが出来ない」ということが起こり得ます。
そういった事態を避けるために不妊治療のクリニックではこの検査が行われています。

・検査ではどんな事をするの?痛みは?
この検査では、基礎体温表などを参考に、排卵が近いと思われる時期を予測し、検査します。
鍼のない注射器で頸管粘液を吸い取って調べるので、痛みはありません。
粘液の採取は内診台で行われ、数秒で終わります。

・頸管粘液検査の診断
色・量・粘稠性(粘り気)・牽糸性(どのくらい伸びるか)・pH(酸性・アルカリ性の度合い)などをチェックしたあと、乾燥させてシダ状の結晶があるかを顕微鏡で観察します。

正常な頸管粘液:量は0.3~0.4mlほど、牽糸性が10センチ以上、乾燥させるとシダの葉っぱのような結晶がしっかりできているというのが正常になります。
つまり、量があり、伸びが良くて、程よい粘り気があるものです。

・検査結果が出たら…
頸管粘液が少ないという結果がでた場合、卵胞から出るエストロゲンという、頸管粘液分泌を増やすホルモンに、また、不妊治療をされている患者様の中には、クロミッドのような排卵誘発剤を使用されている方が多くいらっしゃいます。その副作用として、頸管粘液の分泌を抑制する働きがありますので、服用を一度中断することを医師から診断されることになります。

・最後に…
ホルモンの分泌は、生活習慣やストレスによって大きく変化します。
ストレスを抱え込まず、しっかりと睡眠や食事をとることで改善する努力をしていきましょう。

鍼灸師 與ゆい

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参考文献
・赤ちゃんがほしいときに読む本(ナツメ社)
http://kenko-np.com/infertility/5258 健康新聞【2015年11月1日(日)】より
(リンクは終了しております)

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