体外受精や顕微授精など、高度生殖医療には健康保険が適用されないため、治療費が高額になってしまします。そしてこれらの治療は治療が複数回行わなければならないことも多くいのが現状です。
そこで利用したいのが「特定不妊治療費助成事業」です。
治療費全額とはいきませんが1回につき15万円までのお金が戻ってくるので、助成対象に当てはまる方はぜひ活用したいものです。
助成対象者
・指定された医療機関で体外受精・顕微授精を受けた夫婦。
・夫婦の所得合算が730万円未満。
・特定不妊治療以外の治療法では妊娠の見込みがないか、または極めて少ないと医師に診断されている。
そして、近頃ニュースでも話題になることがあるので、耳にしている方も多いと思いますが、この制度が2016年から新制度に変わり、年齢制限が設けられることとなりました。
これまでは年齢制限がなく助成の対象となる方は受け取ることができましたが、新制度からは43歳以上は受給の対象外となり、40才以上では助成対象となる回数が少なくなります。
体外受精になかなか踏み切れないなど、ためらっている方はこの辺りも条件にいれて検討してみるとよいかもしれません。
◎現状(2014年3月31日までに新規申請した人&現在この制度を利用している人)
→ 年齢制限がなく通算10回まで。6年目以降は助成なし。
◎移行期間(2014年4月1日~2016年3月31日までに申請した人)
→ 39才以下は通算6回まで。年間の回数制限なし。
40才以上は通算5回まで。1年目に3回、2年目に2回。
◎新制度(2016年4月1日以降に新たに申請した人)
→ 39才以下は通算6回まで。年間の回数制限なし。
40才~42才は通算3回まで。年間の回数制限なし。
43才以上は助成なし。
また自治体によっては他にも助成を設けている場合もありますので、気になる方は各自治体のホームページなどチェックしてみましょう。
鍼灸師 石橋
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