10月といえば衣替えが行われ、秋の深まる月といわれてますが、私は秋と聞いてまず「食欲の秋」、そして「読書の秋」が浮かびあがります。秋は日本の四季の中でももっとも安定し過ごしやすい季節で、「XXXの秋」といって、何をするにもとても良い季節です。私は常日ごろから健康的な生活習慣を患者様にいつもお願いしているので、ここぞとばかりに「ウォキングの秋」「早ね早起きの秋」など都合のいいように最後に秋をつけて、色々なお願いごとをしてます。
さて、しかしその一方で気候の変化が大きい季節でもあります。初秋はまだ暑さや湿気が残りますが、秋が深まるについれ、空気が乾燥し、晩秋には寒さを感じるようになりますので、体調を壊さないようもっとも注意が必要です。気候の変化が大きいせいか、当院に訪れる患者様の数もピークに達します。
秋は暑さで消耗した体力が次第に回復し、生理活動も徐々に安定してきます。
発汗が少なくなり、体熱や水分・塩分の代謝もバランスが取れて、消化機能も平常の状態に戻ってきます。そんなときだからそこ、秋は体内の各器官・機能の休息と調整の季節といえます。この時期こそしっかり養生を心がけ、カラダが冬を迎える準備が必要です.
— 生活面での注意 —
1)冷えに注意する
いつも口すっぱく言ってますが、冷えは万病の元です。
温かい服装、または温度調整を意識した服装を心がけましょう。昼薄着で出かけてしまって、夜になると寒い思いをすることが良くあると思います。ウィンドブレーカーなどかさばらず温かいものをもって出かけることをおすすめします。
2)基礎体力を養う
秋は人にとっても収穫の季節で、体力を養う重要な時期です。この時期ちゃんと養生できないと冬になると色々なプチ不調を体験することとなります。まず養生の基本として1)のカラダを冷やさないですが、外からだけではなく、中からも冷やさないようにしなければなりません。冷たいものを引き続き飲んだり食べたりするのは控えましょう。
3)ウォーキングによって、基礎代謝をあげる。
私は患者様に毎日30分の連続ウォーキングをおすすめしてます。10分3回ではなく、30分連続です。また、買い物をしながら、では30分ですが、歩いたり止まったりですので、私の言うウォーキングには該当しません。30分連続であるくと基礎代謝が高まり、その結果基礎体力が養われます。たかがウォーキング、されどウォーキング。歩くって、本当に大事なんです。
4)食の秋というくらいですから、秋は色々なものが収穫されます。
最近では「旬」が段々分かりづらくなってきてます。「きゅうり」「トマト」など季節はずれのものが一年中売られるようになりました。じゃ、秋の旬とは? 海の「旬」の代表といえば秋刀魚ではないでしょうか?山の「旬」でいえば柿、栗、サツマイモ、百合などがあります。柿は古い医学書に「虚労を補う」とあり、夏の疲れをとってくれます。栗とサツマイモは脾・胃の働きを助け、元気の源を強化する作用があります。百合は心臓と肺の働きを助ける作用があり、不眠症を解消したり精神安定に効果があるといわれてます。是非旬のものを積極的に食べるよう心がけてください。
5)「睡眠の秋」
無理やりこぎつけてますが、早ね早起きはやっぱり基本です。良く運動し、美味しい食事をすれば、自然と眠くなり、ぐっすり眠り、爽快な朝を迎えられれば、ころほど健康なことはありません。
妊娠しやすいカラダ = 健康な体です。
当院を訪れる患者様の多くは自分でコントロールできない妊娠することに一生懸命努力してます。しかし、妊娠そのものは自分で制御できるものではありませんので、ストレスがたまったり、先が見えなく不安になりやすいです。そんな時は自分でコントロールできること - 「健康的なライフスタイルを送ること」 - を努力の対象に変えてみては。
妊娠は自分の意思だけではどうにもなりません。だったら自分の意思でどうにかなることに集中してみては?健康になれば、きっとご褒美として妊娠が付いてくるかもしれません。
最後にやっぱり秋は「読書の秋」です。前から読みたかった本など、じっくりと読んでみてはいかがでしょうか?
どうぞ良い秋をお過ごしください。
アキュラ ファリティティー ウェルネス
院長 徐 大兼
執筆者紹介

アキュラ鍼灸院院長 徐 大兼(じょう たいけん)
妊活は、時間との闘いでもあります。その大切な時間を一秒たりとも無駄にしたくないと私たちは考えています。妊娠する能力を高め、より早く結果を出すことをお手伝いすることが私たちのミッションです。
不妊鍼灸でお腹の凝りをほぐし、子宮・卵巣本来の力を引き出します。また、身体の不調と自律神経を整え、卵巣への血流を促進し、卵巣機能改善サポートを行います。
不妊治療中の不安をお聞きしながら、「妊娠しやすい身体」になるため、全力でサポートします。
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