アキュラ鍼灸院で治療を受けようと思った理由
二度の顕微授精を経て着床せず困っていたところ、こちらのクリニックで治療を受けて妊娠した知人にすすめられ、紹介をしてもらいました。鍼灸という東洋医学的なアプローチによって効果を得られるのではないかと期待したのと、出産にはタイムリミットがあるのでできることは全て試してみようと思い通い始めました。
治療体験、エピソード
当初は卵の数が3,4個程度しかとれず、やっと受精しても受精卵のグレードが低く着床しなかったため何度も採卵を繰り返していました。卵子の質を高める体質改善のためにウォーキングや就寝前の体操など、先生にアドバイスを受けたことは全て取り組み、他院で処方された漢方も並行して飲んでいました。すると徐々にとれる卵の数が増えて最後には10個にもなり、受精卵のグレードも上がったことで妊娠に至ることができました。
治療のアドバイスは大変的確で、脈を見ただけで身体の状態を毎回正しく指摘してくださったのは大変ためになりました。先生をはじめスタッフの方々も皆さん親身に治療にあたってくださり、リラックスして通えたおかげで良い結果を得ることができたと思います。
妊娠のために自分で努力したこと、妊娠出産を通しての心境
・自宅でのお灸
・身体を冷やさないよう心がける
・アルコール、冷たい飲み物を控える
・毎日30分以上のウォーキング、適度な運動
・早寝早起き
・他院で処方された漢方を毎日2回飲む
これからアキュラ鍼灸院へ通院を考えている方へ伝えたいこと
現代の体外受精はかなり発達していますが、そういった医療技術に頼るだけでなく日頃から妊娠しやすい身体作りを地道にすることが大事だということをこちらのクリニックに通って実感しました。私は妊娠まで一年半ほど通院しましたが、体質改善に時間がかかっても良い結果を得ることができたので、これから不妊治療をする方には希望を捨てず頑張っていただきたいです。不妊治療は終わりの見えない迷路のようで、精神的にも肉体的にも追い詰められますが、適度に息抜きをしながらポジティブに取り組むことで少しずつ前に進めると思います。
末筆ながら、これから治療される方々のご健闘をお祈りしています。
アキュラ鍼灸院担当鍼灸師からのメッセージ
来院時、なかなか良い卵が採れず、治療の進展が見られないため、焦りが見えました。お薬の量を増やすことにより採卵数が増えるものの、受精・凍結に至る卵が限られていました。また精子にも問題があり、移植できる受精卵がなかなか育ちませんでした。仕事が激務であったため、仕事との折り合いをつけていただくのにも、大変だったかと思います。 卵子は約300日かけてゆっくりと成熟していきますが、FSHの影響を受けて、大きく成長するのは排卵前のおおよそ90日程度前といわれています。90日前の卵のことを前胞状卵胞と呼びますが、多くの場合は90日程度の鍼灸治療で採卵数、胚盤胞到達率など、向上しはじめます。今回は治療を始めて1年後ぐらいなかなか結果がでませんでしたが、約1年を経過したころから、胚盤胞に育つ卵が採れるようになってきました。このような状態はPCO(多膿胞性卵胞症候群)の患者様において、よく経験します。沢山卵胞は育つのですが、質の良い卵が育たないため、治療がなかなか前に進まないことがあります。
治療のポイント
子宮、卵巣、骨盤内腔への血流改善に努めました。また、免疫を調整し、免疫寛容に傾けることで、着床しやすい環境作りを行いました。
アキュラ鍼灸院からのメッセージ
1年半と長い間、諦めずに通院いただきありがとうございます。このような形で当院を卒業することができ、とてもうれしく思います。おめでとうございます!