3月11日金曜日の地震直後、まず治療院の火元など、安全確認を行い、スタッフを外へ避難させました。その後情報をあつめ、またその日の予約が入っている患者様すべてにメールで連絡し(電話がつながらないため)、またウェブサイトに臨時休業の情報を乗せ、スタッフを早々に帰宅させました。
3月12日土曜日は通常通り営業を行いました。また、同時に来週の月曜日と火曜日を休診することときめ、患者様へ連絡をとりました。水曜日までには平常となると考えました。電車も運行するのかしないのか、不安定な状況でした。
3月16日水曜日は想定通り、予約をお取りしていた患者様のキャンセルが相次ぎ、またスタッフの中からの不安も多く、原子力発電所では放射能物質が放射される可能性がでており、大事をとり、急きょ診療を午前中のみとし、治療院内の安全を確保し、スタッフを帰宅させました。余震が続いており、また、震度5以上の余震がくる確率も高く、断腸の思いで今週いっぱいの臨時休業を決意しました。
私の父は人災をいくつも経験しており、中国から台湾、台湾から日本への移り住んでおりましたが、その父の教訓が有事にはできる限りのリスクを軽減することだ、そうです。また、最悪のシナリオを想定して、行動することだそうです。
ですので、患者様やスタッフの身に少しでも危険を及ぼす事態があってはならない、そう考え水曜日の午前の患者様の治療が終了後、木曜日~来週の月曜日までを臨時休業すると決めたのです。まさに苦渋の選択でした。
いま振り返ると金曜日あたりから電車のダイアも落ち着き、土曜日にはある程度平常を取り戻していたので、診療するべきだったのでは、と思いますが、リスク管理とはなにかがあってからでは遅いのであって、皆様のご理解がいただければ幸いです。
採卵や移植の準備をされていた患者様には多大がご不便をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。
これから被災しの復興がいよいよ始まりますが、一刻も早く被災から立ち直られることを祈ってます。また、被災でお亡くなりになられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。
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