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自信をもって「赤ちゃんがほしい!」と言える社会になればいいのに

40年。
1978年、体外受精―胚移植に世界で初めて成功し、「ルイーズ・ブラウン」が誕生してから40年の月日が経ちました。
「試験管ベビー」と呼ばれ人々に大きな影響を与えた高度生殖補助医療は日進月歩で発展しています。

東洋医学が伝承されて2000年以上
西洋医学が世界の中心になって200年

ARTの歴史は、まだ40年しかありません。
それでも現在、17人に1人ARTの力で誕生しています。

また、世界的に見ても日本の生殖補助医療は特殊で、周期数に至っては、中国・インドに次ぐ規模だと言われています。

では、なぜ、少子化が進む日本でこのような不思議な現象がおこっているのでしょうか。
この疑問に対して、先日、不妊カウンセラーの養成講座で興味深い調査結果を拝聴したので紹介します。
(ニュースリリース:日・米・仏・スウェーデン女性:リプロダクティブ・ヘルスに関する意識調査)

一般的に少子化の原因は、女性の「高学歴」「社会進出」「晩婚化」「晩産化」が、まず思いつきますよね。

本当にそれだけなんでしょうか。
この調査は、日本人と欧米3国(米・仏・スウェーデン)のカラダに対する意識の違いを明らかにしています。

まずは、「将来、自身の子どもが欲しいか」という質問。

欧米3国は80%なのに対し、日本は、63%です。
18~39歳のすべての年代にわたって日本人の挙児願望は低いのです。

では、反対に、「子どもを欲しいと思わない理由」に着目してみましょう。

日本は「子育てをする自信がないから(51.4%)」「子育てが大変そうに思えるから(44.6%)」と、>自信のなさを中心としたネガティブな理由 がうかがえます。

一方、欧米三国で最も多かった「現状のライフスタイルに満足しているから」は、スウェーデン 62.3%、アメリカ 58.5%、フランス 57.5%に対して、日本はわずか 23.0%

日本人にとって、子どもを持ちたい層は低めに見えますが、持ちたくない理由もネガティブで、課題がクリアできれば持ちたいと思っているようにうかがえますね。

次の質問では、日本人の特殊な性意識の傾向に対して、ひとつの側面を明らかにしています。

「性交渉に関連する情報についての知識」 の有無についてです。

日本人(この調査では女性)は、生殖に対して、性に対して、不妊に対しての知識が全体的に乏しいことがわかります。
これは、文化的に性に対してのタブー感をもっていたり、学校家庭教育でのシステムの問題であったり、
さまざまな理由が考えられますが、ネットが普及し様々な情報に触れられる現代においてもこのような傾向が見られるということは、

成長期の子どもの頃からの意識付けが、生殖に対する知識や子どもをもつ意識の成熟度に影響すると思われます。

“正しい知識”“豊かな意識”が身に付けば、日本人女性の子どもをもつことへの自信や意識も高まり、少子化や自然妊娠のサイクルも、均整化されていくのではないでしょうか。

自信をもって「赤ちゃんがほしい!」と言える社会になればいいのにな。

鍼灸師 髙田 健太

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