
先日、京野アートクリニック高輪 にて鍼灸の効果についてお話させていただきました。症例検討会のあともあって、医師・培養士・看護師・サポートスタッフにお話しすることができました。
鍼灸の受給率はいま10%以下だといわれていて、実はあまり身近な医療ではありません。どのようなときに利用するべきかも知らない人が多いのではないのでしょうか?病院のように診療科目に分かれてないため、更に分かりにくくしているのかもしれません。また、実は色々なやり方・方法・病態の捉え方があり、鍼灸といってもひとくくりにカテゴライズするのも難しいのです。これも鍼灸を分かりにくくしている一因です。
JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)では、この分かりにくい鍼灸を生殖医療に特化し、鍼灸の効果を再現可能はカタチで標準化することを目的としています。現在日本全国50名ほどの会員がいます。
今回は鍼灸の特徴や身心に及ぼす影響をお話させていただきました。


不妊治療(生殖医療)でもっとも分かりやすい鍼灸効果は血流改善とリラックスです。卵子の質や内膜の状態を改善するには血液を供給している卵巣動脈や子宮動脈の血流改善が重要です。
また、リラックスすることも血流改善につながってきます。
体外受精をする際、移植前後がもっともストレスフルになるといわれています。3月より京野アートクリニック内にて鍼灸ルームが新設されました。移植前後の着床サポートや卵質改善に1人でも多くの人にご利用いただければ幸いです。
アキュラ鍼灸院 院長 徐 大兼
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