下記、広島大学 生物圏科学研究科 梅原崇氏による研究論文より。
GnRH antagonist treatment restored normal functions of the ovary in 6-month-old gcNrg1KO
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/acel.12662
ラットによる研究ですが、アンタゴニストを利用して、内因性のゴナドトロピンを下げることにより、前胞状卵胞数及び、AMH値の改善が見られと発表しています。
卵巣低反応患者の妊娠予後がアンタゴニスト長期投与でどう変化するのか、
期待したいです。
低AMHの患者さんに対して、生理前からエストロゲン投与を開始したり、アンタゴニストを利用し、刺激開始前に内因性FSHの低下を試みる方法で治療を受けている患者さんをここ1-2年で診る機会が増えています。
アンタゴニストの薬価は非常に高価なため、長期使用は金銭的な負担となるため、心情的に長期使用を躊躇してしまうドクターもいるのではと思います。
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