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米国生殖医学会 学会誌より最新情報をお届けします。

 

今月の生殖医学会の特集は子宮内膜について。

読んでいて興味深かったのは脱落膜を形成する生物とそうでない生物の違いについて。

脱落膜の妊娠に向けた重要な役割について、学ぶことができました。

Recurrent implantation failure is a pathology with a specific transcriptomic signature (反復的着床障害は特定の遺伝的特徴のある疾患)

上記の記事の内容を少しお伝えしたいと思います。

原因不明の不妊の中の、内膜細胞の遺伝的特徴に起因する原因が少しづつ解明されてきています。いままで着床がうまく行かないことの原因は胚の質や染色体の数の異常が大多数といわれてきました。

また、血栓性因子、自己免疫、内膜ポリープなどの取り除いても、なお原因不明とされてきましたから、遺伝的特徴が解明できれば、いままで良質胚をいくつ移植しても着床しない人への治療に役立ちます。

最近では着床の窓のずれが原因の一つに挙げられることもありましたが、内膜の感受性の変化はプロゲステロン以外に様々な因子が関係していることが分かってきました。また、培養2日目の胚を移植し、妊娠が可能であることから、内膜の移植に向けた感受性が上がるまで、一定期間そのような環境で受精卵は「待機」できることを示唆していることから、着床の窓は着床にそれほど関連がないのではとも言われています。

着床前診断や卵子提供が普及している国だからこそ、このような研究を進めることができます。染色体の数の異常など、すべての因子は除外しても尚着床しない?なぜだろう?

本論文(http://dx.doi.org/10.1016/j.fertnstert.2017.05.028では43名の反復的着床障害のある患と72名のコントロール群の内膜組織の遺伝子発現パターンを検討した結果、90%の確率で反復的着床障害の遺伝子発現パターンと合致を確認。

遺伝子発現分析で、反復的着床障害がある患者には総合的に妊娠に必要な遺伝子発現の減少が見られた。

 

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