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生殖年齢の男性におけるBMIが精液所見、体外受精成績に与える影響について

本論文は男性のBMIに焦点をおいて、受精率、Day 3 良好分割率、Day 5 胚盤胞率、良好胚盤胞率、累積妊娠率、生児獲得率を後方的に検討した論文である。

 

『生殖年齢の男性におけるBMIが精液所見、体外受精成績に与える影響について』 日本不妊カウンセリング学会誌 第16巻 第1号 2017 p.39

 

要約: 精液検査をうけた6247症例、体外受精をうけた2576症例について夫BMI 「18.5 未満をA群やせ」、 「18.5-24.9 B群通常」、「25-29,9 C群 やや肥満」、「30以上D群 肥満」 に分けて検討した。Cryptoopermia 極少精子症 は除外した。

 

結果は各群の精液検査には差は認められなかった。培養成績についてはDay 3 良好分割率、Day 5 胚盤胞率、良好胚盤胞率も顕著な差は認められなかった。累積妊娠率(採卵あたり新鮮胚移植まだは融解移植による妊娠率)については61.2%,59.2%,55.2%,47.6% と、BMIが上昇するにしたがって低下した。また、生児獲得率については57.6%,50%,44%,39% と累積妊娠率と同様、BMI上昇にしたがって、低下した。

また、妻の年齢が40歳未満かつBMIが18.5-24.9通常に限定した検討においてはB群通常が受精率、Day 3 良好分割率、Day 5 胚盤胞率、良好胚盤胞率、累積妊娠率、生児獲得率などすべてにおいて一番高かった。

解釈:男性のBMI値が上昇することにより、生殖能の低下があり、生児獲得率が低下することが示唆された。いままで女性のBMIと妊娠率は検討されてきたが、本論文では男性も女性同様、BMI通常群でもっとも成績が良かった。男性肥満も妊娠・挙児に影響があることから、挙児カップルへの周知が必要と考えられる。

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