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不妊女性の将来的な健康を見据えた支援

本論分は不妊女性の生活習慣改善についての意識調査を行い、将来的な健康を考えた支援の在り方を検討した論文です。

 

『不妊女性の将来的な健康を見据えて支援』

日本不妊カウンセリング学会 第16巻 第1号 2017 p.71

 

要約:初診女性患者641名と同時間に体外受精説明会をうけた女性患者261名を対象にアンケート調査を実施。アンケートは生活習慣改善の有無、試みている生活習慣の内容について検討。また、初診群では不妊治療をうけるにあたり医療側からの支援で希望する内容についても質問。生活習慣改善の取組については「試みている」が説明会群より高かった(初診群 58.3%、説明会群 68.7%)。試している生活習慣の内容で「サプリメント」の取組がもっとも多く、次いで「食生活」も挙げられた。

 

医療側に希望する支援内容としては「情報提供」(76.8%)、「健康面の支援」(47.7%)、「心理面の支援」(50.2%)だった。

生活習慣改善についての意識は高く、治療が進んだ段階でより試みている傾向があった。2014厚生労働省の「健康に関する調査」で「何をどのようにやったらよいのかわからない」との回答も多いことから、関心はあるが方法がわからず取り組めない不妊女性も多いことが推測された。また、生活習慣内容では、治療が進んだ段階でも食生活、運動、睡眠への取り組み状態は状況に増加傾向はなく、生活習慣を大きく変えるような取組をしていないことが伺えた。
 

解説:生活習慣を改善したいと思っている患者は実に多いが、「なにをどうすれば良い」かわからない人は少ないくない。また、今まで長年続けてきた生活習慣を変えることは容易でないことから、継続して行うのは非常に困難であると考えられる。また、「サプリメント」についても、良質なサプリメントとの見分けができる人は少ないと思う。そのため、むやみに様々な種類のサプリメントを飲んでいる患者を良く見かける。 また、情報提供については昨今インターネットでの情報が錯誤しており、なにが本当に正しい情報なのか、患者が選別するこも難しくなっている。

私達鍼灸師の立場としては、引き続き生活習慣の改善について適切なアドバイスをするとともに、患者に有益なサプリメント情報を提供する必要があると感じる。また、患者に寄り添い、心理的な支援も継続的に行っていく必要がある。

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