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鍼灸の受給率アップに必要なこととは?

年に5-6回、不妊鍼灸について講演をする機会をいただいています。

講師をさせていただいている不妊鍼灸入門セミナーへの申し込みは年々増えており、不妊鍼灸の世の中のニーズが窺(うかが)えます。生殖医療はどんどん進歩しているにも関わらず、生産率(治療を受けて出産に至る率)は年々低下を辿っています。治療を受けても、出産に繋がらない症例が増えているとも言えます。その原因のひとつとして治療を受ける患者さんの年齢の高齢化があげられますが、科学をもってしても、現在のところ、お手上げであるといえばそうなのかもしれません。

但し、患者さんとしては指をくわえて何もせずに、同じ治療を繰り返していても、先が見えない、このままでは納得がいかないなどの理由から代替医療の一つである、鍼灸を受けてみようと決心されることかと思います。

そういう意味では、西洋医学的な治療を受け、結果が伴っている人は鍼灸を受けることはあまりないといっても過言ではありません。

鍼灸を受ける患者様はなんらかの理由で、西洋医学で思うように結果が出ない人がほどんどではないでしょうか?

生殖は時間(老い)との闘いでもあります。私達鍼灸師はの責務はできるだけ早く結果を残してあげられるようにするお手伝いをすることであります。適切な医療機関(適切な科)を受診されているのか、基本的な検査は滞りなく済んでいるのか、検査の見落としはないのか、その人のカラダにあった薬が処方・投与されているのか(副作用を我慢していないか)。このように、今までの治療を振り返り、今後の治療計画をお聞きして、それに対して、的確に鍼灸でなにがフォローできるのか、患者さんに寄り添い計画を立てていく必要があります。

不妊鍼灸を行うためには、人の生殖についての医学的知識(生理・病理・解剖)を踏まえて卵子・精子・ホルモン・排卵などについて患者様へ的確な言葉を使って説明できなければなりません。また、生殖医療についての知識は当然のことながら必要です。治療内容を理解しないまま、どんどん治療だけが先行していってしまっている患者さんもいます。更に、生殖医療を支える社会的問題(会社、家族、親戚、友人との関係の変化)など幅広い知識も必要となる領域でもあります。例えば、多くの患者さんは仕事・キャリアと不妊治療の両立の困難に遭遇することとなります。そのような背景を知ろうと努力も惜しんではなりません。

不妊鍼灸のニーズはこれからも増えつづけることになると思いますが、不妊鍼灸は実は非常に奥が深いだけでなく、間口の広い知識も同時に必要です。

鍼灸の受給率は年々下降していると聞いています。下降しているということは、ニーズがないということでもあります。これほど素晴らしい医学のニーズがなぜこれほどまでに低下してしまったのか?私達は真摯にこのことを考えなければなりません。

生殖鍼灸(不妊鍼灸)や美容鍼灸など、鍼灸の新しい分野が開拓されつつあるなか、ニーズのある分野に多くの鍼灸師は参入してくると思います。それは素晴らしいことです。なぜならその分やの発展に繋がるからです。

但し、患者さんのために有益な治療をしっかりと行うこと。そして、ただ有益な治療を行うだけではなく、その治療が有益だと患者様も認識できているということ。サービス業界でいう、カスタマーサティスファクション(顧客満足度)ですね。その為にしなければいけないことは各院、各鍼灸師によって、様々かと思います。

私達鍼灸師にそれができているのであれば、受給率はどんどん伸びるはずです。そして、不妊鍼灸の質もどんどんレベルアップしていくはずです。

アキュラ鍼灸院
院長 徐 大兼

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