生殖医療の基礎知識 不妊鍼灸を収録

昨日は東京八重洲にて第46回日本不妊カウンセリング学会 不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座の収録を行いました。通常、ホールを貸切って行うのですが、今回はコロナの影響でオンライン開催となりました。

私が座長を務めたのは「生殖医療の基礎知識」。今回は基礎知識として鍼灸が取り上げられました。

本学会の養成講座で不妊鍼灸が取り上げられるのは初めてですが、その背景には不妊鍼灸を受けている患者さんの数の増加にあります。

日本不妊カウンセリング学会の会員は職種別に4つのグループで形成されてます。1群の医師、2群の看護職、3群の胚培養士、4群の心理カウンセラーや薬剤師、漢方薬局、鍼灸、患者当事者など多くの専門性をもった学会員が垣根を越えてチームで不妊の患者様を支援するという特徴をもった学会です。現在2,000名ほどの会員が在籍してます。

しかし、多くの会員は2群看護師、3群培養士で、鍼灸師はほんの一部にすぎません。

ここ数年、医師、看護師、培養士から鍼灸についての質問を受けることが多くなってきました。それは、受診されている患者さんで鍼灸を受けている方が増えているからだと思いますし、採卵や移植が思うように進まない方は鍼灸を試してみたいと思うからです。しかし、鍼灸をよく目にする割に、その詳細についてはなじみが薄い方がほとんどです。鍼灸を受けたことがない、鍼灸をうけたことがある人も知らないといった現実がありました。

今回の養成講座では3名の鍼灸師に「不妊鍼灸の実際」について講演いただきました。不妊治療を支える専門職の一つとして鍼灸の実態や内容を学会員に紹介し、鍼灸の理解を深めていただければ幸いです。

今回、講座に協力いただきましたビッグママ治療室小田原市 米山章子先生、せりえ鍼灸室横浜市 辻内敬子先生、かえる鍼灸室府中市 志賀明子先生には感謝申し上げます。

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