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なかなか卵が育ちません

AMHも低いしなかなか卵が育たない、E2も上がらなくて…

こうおっしゃる患者様が少なからずいらっしゃいます。

不妊治療の検査値でよく目にするE2はエストラジオ―ル。
エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンに属し、代表格のように言われています。
これはある程度大きくなった卵胞(胞状卵胞・成熟卵胞)から分泌されます。
卵胞が大きくならないから、E2があがってこないからリセットしましょう、とドクターから言われた方もいらっしゃると思います。

とかく不妊治療では女性ホルモンの数値ばかりが注目されがちですが、卵の赤ちゃんのような原始卵胞が次のステージに育つにはテストステロン(男性ホルモン)も必要です。
原始卵胞が育ってくれなければ、成熟卵胞、E2も語れません。
卵が育つのに男性ホルモン?不思議ですよね。

テストステロンのもとは副腎皮質でコレステロールを材料に産生されるDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)。

DHEAに変換酵素が作用すると、末梢組織でテストステロンに変換。さらに異なる変換酵素が働きかけると、なんとE2に変換されます。

また、卵胞の莢膜細胞という場所では、毛細血管から運ばれたコレステロールにLHが働きかけることで、まずアンドロゲン(*1)に変換。

アンドロゲンは卵胞の顆粒膜細胞に移行、FSHによって活性化された変換酵素がこのアンドロゲンをエストロゲン(*2)に変換。

これにより、卵胞は加速度的に成長しエストロゲン(E2)の分泌量が急速に増加するのです。テストステロンと聞くとなんだかマッチョなイメージですが、卵の発育に男性ホルモンが必要なこと、お分かりいただけたでしょうか?

ちなみに女性の体内におけるテストステロンの正常値は6〜82ng/d。高プロラクチン血症の場合、卵巣でのテストステロンの分泌が低下します。DHEAの基準値は年齢により異なりますが、大まかに言って1.5~8ng/mlです。(年齢とともに減少する傾向にあります)

卵がなかなか育たないという方、Vit-Dだけでなく、DHEAあるいはテストステロンのチェックは受けていらっしゃいますか?

アキュラ鍼灸院では長年にわたる不妊鍼灸の経験と実績、不妊治療クリニックとのネットワークを生かし、様々な角度から妊活のサポートをさせていただいております。
治療法でお悩みの方、クリニック選びに迷っていらっしゃる方など、皆様の一助になれば幸いです。

注:

*1 アンドロゲン(男性ホルモンの総称…テストステロンはアンドロゲンに属する)

*2 エストロゲン(一般的に女性ホルモン、エストロジェン、卵胞ホルモンと呼ばれる。エストロン、

エストラジオール、エストリオールが属する)

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