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『医道の日本』に院長が学術集会長を務めた日本不妊カウンセリング学会第18回学術集会の報告が掲載されました。

鍼灸専門誌「医道の日本」より

最近生殖医療専門医より鍼灸についての問い合わせを良くいただくことが多くなってます。先日も「鍼灸ってどうなんですか?」と質問を受けました。また、今年の日本生殖医学会(日本で最大の生殖医療の学会)へシンポジストとして招聘されてます。

いままで鍼灸に興味をもっていたのは一部の勉強熱心なドクターのみでしたが、いよいよ、多くのドクターが鍼灸に興味を持ち始めたと思います。

日本には約620の体外受精専門クリニックが開設しており、既に過剰供給気味になってます。(アメリカの500と比較するどれぐらい多いかが分ります)。ですから、いままでのように開設すればあっという間に患者さんが殺到する時代が終わったといえます。

新しいクリニックも次々と開設されています。

各クリニックも生き残りをかけて、更に良いサービスを提供していかなくては生き残れなくなりました。患者さんにとっては朗報ですね。競争原理が働き、より良いサービスがうけられるようになります。

日本のドクターがなぜ鍼灸に興味を持ちはじめたかというと、海外では既に鍼灸を取り入れて、採卵成績や妊娠率向上、流産率の低下という実績がでているからです。

私が連携しているボストンIVFでも10年ほど前から鍼灸を取り入れ、良い結果を得ています。当院では現在ボストンIVFと同じプロトコルを京野アートクリニック高輪で実施し、良い結果を得ています。

しかし、残念ながら日本では、鍼灸についてはまったく知らない人(医師・看護師・培養士)も少なくありません。

私が理事をつとめる日本不妊カウンセリング学会(主に医師、看護師、培養士からなる学会)にて講演時に鍼灸経験がある方はここのおりますか?と聞いても、手おあげる人はほとんどいません。

よって、不妊治療の現場で看護師・培養士やドクターに「鍼灸ってどうですか?」と聞いても、的確な答えが返ってくることは少ないのではないかと推測できます。もしくは、鍼灸は中止してくださいというクリニックも存在します。

そこで、今年の日本不妊カウンセリング学会では、利用者が多いが、生殖医療の現場ではなじみの少ない鍼灸をテーマとして取り上げていただき、私が学術集会長として、プログラムを組ませていただきました。

過去最高の参加者(770名)からも、鍼灸の注目度がうかがえます。

学術集会後、自身が不妊治療を受けている看護師・培養士のかたから鍼灸のご予約をいただきました。

いままで鍼灸ってどんなことをするのか、受けたことがない・受けている人を知らないため、興味はあったが躊躇していた。先生の話を聞いて受けてみようと思った、、、と。

鍼灸は701年に制定された大宝律令に規定された専門職であり、日本の伝統医療です。

世界から今やたくさんの観光客が日本へ訪れます。日本食も世界で食べられるようになりました。日本の伝統医療である「Shinkyu」もこれから世界に広まりつつありますが、まずは日本の人々に、自国に何百年もの間、存在しつづけてきた鍼灸の良さを知っていただきたいと思います。

生殖医療の妊娠率・生産率(出産する率)はもう頭打ちになってきています。大きな要因として治療を受ける患者さんの高齢化があげられます。しかし、年齢が高くても自然妊娠される方もいらっしゃいますし、年齢が低くても早発閉経になる方もいらっしゃいます。私は生活習慣や生活環境がその結果を左右していると思います。

日本産科婦人科学会データより

これからは、患者さん自身が自分のカラダと向き合い、良い卵を育てる環境、良い精子を育てる環境を整備する以外、妊娠率・生産率を上げる方法はありません。
そして、より健康な状態で妊娠・出産を迎えることが、実はなにより大切なのです。その方法の一つとして、鍼灸をご検討いただければ幸いです!

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