2018年7月8日日曜日は日本生殖鍼灸標準化機関(通称JISRAM)の名古屋大会でした。JISRAMでは年に3回、会員向けの講習会を開催しております。3月京都、7月名古屋、9月東京です。
今回はプロジェクト学習と題し、7つプロジェクトチームに分かれ、それぞれ自分たちのプロジェクトで決めた課題について発表してもらいました。
プロジェクトチームは
1)チームエストロゲン (子宮内膜症などエストロゲン反応性疾患と鍼灸)
2)チームオタマジャクシ (男性不妊と鍼灸効果)
3)チーム標準化 (不妊鍼灸の標準化プロトコルに向けて)
4)チーム普及 (不妊鍼灸の正しい普及について)
5)チームリュウマチと不妊 (妊娠を望むリュウマチ患者の鍼灸治療)
6)チーム妊娠高血圧症候群に対する鍼灸の可能性
7)チーム鍼灸とマインドケア
チームオタマジャクシでは実際にテンガルーペを使い、鍼灸による精子運動率や数の変化について検討しました。先日日本アンドロゲン学会でも乏精子症・精子無力症についての鍼灸効果が発表されましたが、これから生殖鍼灸で研究が益々活発になる分野の一つですね。
このようにJISRAM(http://jisram.com/)では不妊鍼灸について常に課題を見つけ、より良い不妊鍼灸を心がけてます。
次の東京大会は吉田淳先生のご厚意により木場公園クリニックにて開催予定です。
ここ数年、生殖に関連するマイクロバイオーム(ラクトバチルスなどの常在菌)が注目を浴びてます。ERA(着床能を調べる遺伝子検査)、エンドトキシン試験など、東京では子宮脱落膜化と反復着床不全について勉強予定です。
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