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不妊治療とカウンセリング



BOSTON IVF の見学報告


私は2003年9月12日から1週間ボストン郊外にあるハーバード大学医学部指定の不妊治療専門のクリニックへいってきた。ここで働いている医師のすべてがハーバード大学医学部で教鞭を執っている。私が行くきっかけとなったのは人口受精を5回、IVFを既に7回も実施した患者さんとの出会いでした。彼女は 来院するとき、いつもニコニコしており、通常の不妊症で悩んでらっしゃる患者さんとくらべ、格段に明るく前向きであった。彼女にその 秘訣を聞いたところ、一冊の本と巡り合った - 「Conquering Infertility」 by Dr. Alice Domar と言う英文の本であった。 内容はどのように不妊症を乗り切るかと言うことだが、事細かに対処方法がかかれていて、とても勉強になった。本を読み終わったあと、私は目から鱗がとれたかのように、”これだ”と思い、早速彼女に会いに行く方法を考えた。


Alice D. Domar, Ph.D

彼女は全米でも初めて不妊症 とストレス、ストレスと不妊症の関係を証明し、アメリカでは医療業界ならびに不妊症に悩む人で知らない人はいないほど有名な人だ。 彼女は定期的にマインド・ボディー不妊プログラムを実施し、カウンセリングによって妊娠率を上げている。全米各地からこのプログラムを受けにやってくる。Boston IVFにおいて、彼女のプログラムを積極的に取り入れており、妊娠率はなんと脅威的な50%である。


カウンセラー養成コース

彼女のプログラムがあまりにも効果的なので全米のIVFクリニックおよびカウンセラーより講習の依頼があり、一人でも多くの医療従事者に彼女のプログラムのノーハウを伝授できれば、、、、そう願って始めたプログラムです。通常では医師、不妊カウンセラーなど専門の資格を持っている人しか受講できないのだが、日本から参加ということで特別に参加させてもらった。



養成コースを終えDomar先生と一緒に撮った写真

手には先生に会うきっかけとなった著書を持っている

 

養成コースを終えて

不妊に対する周囲の無理解や干渉が与える悩みや当事者自信の子供を欲する欲求から生じる内面的な悩みなど、不妊にかかわる悩みはアメリカにおいても複雑かつ深刻です。不妊に悩む人に共通している問題は自分の気持ちを訴え聞いてもらえる場が少ないことです。悩みや不安を聞いてもらうことは、心理的に癒されるだけでなく、言葉で表現することによって自分の置かれている状況や悩みの本質に気づく第一歩となります。悩みに共感をもって耳を傾け、適宜に訴えの内容を整理するカウンセリングが医療現場で求められます。治療内容の説明と具体的な施術に忙殺される医師にとってはこれは不可能に近いことでしょう。医師とカウンセラーが協力体制をとっていけるような環境の整備は早急に必要だと思います。

私は不妊治療を通して患者さんに伝えていきたいことがあります。不妊治療の結果がどうであれ”不妊治療は「不毛の年月であった」”とは決して思って欲しくないのです。「不妊の問題があったからこそ子供とは、家族や夫婦とは何かを徹底的に考えることがが出来た、夫婦がお互いにいたわりの気持ちを育み合えた」と積極的に人生を送って欲しいのです。治療に取り組んだ年月をとおして、何を得ることができたかについて患者さん自身できちんとした評価ができるように適切な助言をしていきたいと思っております。

リンク
ボストンIVFのウェブサイトへ

 

 

 

 

 

 



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