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肩こり
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肩がこった→鍼灸やマッサージへ
そのようなイメージで来院される方は実際少なくありません。
事実、肩こりで鍼灸マッサージを受ける割合は、
治療を受けている全体の3分の1を占めています。
(厚生労働省:最も気になる症状別にみた治療状況(複数回答)の割合-平成10年-より)
国民病とさえ言われている肩こり。
いったい何者なのでしょう?
○肩こりとは
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・本態性肩こり
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後頚部、肩甲背部の筋群の緊張状態
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発生の背景
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・過労/精神ストレス 睡眠不足
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:体内の疲労物質(乳酸など)が解消されず、
筋肉中に蓄積されたことにより、筋肉が硬くなりコリを感じる。
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・寒冷(冷房も含む)
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:寒さを感じると、無意識的に身体を緊張状態にして
小刻みに動かし熱を作ろうとする(=振るえ産熱)。
過度の緊張と低下した体温により血流不足を起こし、コリを発生させる。
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・運動不足
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:筋肉の柔軟性と筋力が低下し、血管へかける圧力が減ることによって、
筋肉そのものが硬くなり、コリを感じる。
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・姿勢の悪さ
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:いわゆる「猫背」の状態になると、5kg程ある頭部の重みを
背骨で支えられていない。首と肩周りの筋肉で
前方に倒れないように引っ張っている。
なので、常に筋肉が緊張状態になっている。
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・加齢
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:筋力の低下により、姿勢が悪くなり、筋肉にかかる負担が
増大し凝りやすくなる
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・症候性肩こり
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整形外科領域
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・脊椎の疾患(頚椎症、むち打ちなど頭頚部外傷後遺症ほか)
・肩関節の疾患(五十肩、肩関節外傷など)
・胸郭出口症候群(第一肋骨、鎖骨、斜角筋に囲まれた狭い部分で神経や血管が
締めつけられる疾患 女性に多い)
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内科疾患
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高血圧、低血圧、動脈硬化、貧血、心筋症、心臓の冠状動脈疾患、心不全、肺疾患、甲状腺疾患、肝臓疾患、 膠原病(慢性関節リウマチなど)
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眼科疾患
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乱視、近視、眼精疲労、メガネの度数・フレームが合わない
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歯科疾患
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顎関節症、入れ歯や歯列矯正等の噛み合せなど
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耳鼻咽喉科疾患
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慢性扁桃腺炎、内耳・中耳・外耳疾患など
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更年期障害
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精神神経科領域
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心身症など
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肩こりの頻度(厚生省国民生活基礎調査)
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1995
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1998
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男性
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4.5%
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5.7%
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女性
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10.0%
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12.3%
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肩凝りが女性に多い理由
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女性の筋肉の直径は男性よりも細い。
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肩凝りの原因となる筋肉の速筋線維(白筋)と遅筋線維(赤筋)が男性より細い。
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柔軟性が高く靭帯や関節が伸びすぎ、筋肉や脊柱に無理がかかりやすい。
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女性にはワープロやパソコンの操作をする従事者が多い。
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参考)働く女性の肩こり (小林製薬調べより参照)
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・「ほぼ毎日」肩こりがある
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20歳代52% 30~50歳代39~43%
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*肩こりの頻度とストレスの関係*
(肩こりが「ほぼ毎日」ある群で) ストレスを感じている 82%
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・「2~3日に1回」肩こりがある
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20歳代67%
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・肩こりの原因のワースト3
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「日々の運動不足」(48%)
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「パソコン操作やデスクワーク」(43%)
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「冷え、寒さ」(42%)
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子供だって肩がこる
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神奈川県保健指導調査(平成16年)
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保健室を訪れる生徒・児童の来室理由は、頭痛、腹痛、体調不良のほかに
目や首、肩の痛みが非常に増加している。
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首や肩については3年前の調査の約4倍。朝日新聞(2002.4.26)より
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その原因は、TV・パソコン画面への近づきすぎ、上方視、無理な姿勢。
睡眠不足。運動不足。と大人と同じような原因になってきている。
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| ○鍼灸で肩こりを治す |
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肩こりは、さまざまな要因がもとになって発症するのは、上記の各データを見ても
明らかです。鍼灸治療は、とくに肉体疲労・目の疲れ・精神疲労・冷え等、自律神経の
乱れによる肩こりに絶大な効果を示します。
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| Q:何をするんですか? |
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A:後頭部と頚との境い目や頚と肩の付け根はもちろん、
肩甲骨周辺の筋肉の凝っている部分に鍼治療をしていきます。
また自律神経の乱れを鎮めるため、頚から背中にかけての背骨沿いやおへそ周り
のツボを選 ん で、それらにも治療していきます。背骨やおへそ周りには自律神経の束
が集まってい るので、肩のコリをより効果的に解消することが出来るのです。また肩周り
には脾経・胃経・胆経・膀胱経等々多くの経絡が走行しているので、コリの部分
だけにこだわらず、 各経絡に関わる手・足のツボを使って、全身的に治療していきます。
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| Q:肩こりはなくなるのですか? |
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A:肩こりを鍼灸のみで完全に解消することは簡単ではありません。
なぜなら肩こりの背景には、生活スタイルが強く影響しているからです。
ストレスや運動不足を解消する方法や、カラダの日常の姿勢を正す方法も
考える必要があります。
肩こりになりにくい姿勢また、食べ過ぎや睡眠不足は肩を通るツボの流れに多大な影響
を与えます。 ですから鍼灸治療だけではなくご本人の普段の工夫も必要になるのです。
しかし、生活のスタイルを上手に変えていった上で鍼灸を続けていると、肩こりになりにくい
カラダ、なったとしても軽くて済むカラダになれるでしょう。
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